屋根神様はなぜ屋根にあるのですか?     屋根から降ろされた神様は一体どうなるのですか?
             
  神社を建てるには土地が必要で、住宅街はなかなかスペースがないので、民家の軒下に神を置くことになったと言われています。     新たに土地を作り、石やコンクリートの上に置かれており、後ろにある空間に大きな石や太いねじなどで固定されています。また、鉄製のやぐらの上に置かれているところもあります。
             
  屋根神様の大きさはありますか?     屋根神様はどこでも見られるものですか?
             
  種類によって大きさが違うのはもちろんのことですが、地域内でお金を出し合って宮大工さんに頼んで大型化にした屋根神様もあります。     主に見られるのは愛知県と岐阜県です。
             
  愛知県で屋根神様を見ることができる場所はどこですか?     岐阜県で屋根神様を見ることができる場所はどこですか?
             
  名古屋市の他に、一宮市・犬山市・清須市・春日井市・小牧市・瀬戸市・津島市・岡崎市・西尾市で見ることができます。     岐阜市周辺のほかに大野町・本巣市・大垣市・郡上市・関市・多治見市・羽島市・美濃市・高山市で見ることができます。岐阜市周辺についての屋根神様の場所は屋根神様MAPをご覧ください。
             
  屋根神様は基本的にどこに置かれていますか?     屋根神様を管理するのは誰ですか?
             
  各町内に1つずつ設置されているようです。     屋根神様を設置されている地域の住民で管理されています。一部のところでは、当番制で管理されているところもあります。
             
  屋根神様のお祭りはありますか?     月次祭以外もお祭りがありますか?
             
  毎月1日・15日に月次祭が行なわれています。     神社によっては独自の祭礼などがあります。祭典のページをご覧ください。
             
  お供えするものは具体的にどんなものですか?     屋根神様にお供えする際にどのようにお供えしますか?
             
  山海の幸(海は昆布やわかめなど、山は野菜や果物など)やお神酒、水、塩をお供えします。     はしごをかけて食べ物などをお供えするのが基本ですが、管理する方が高齢化になりはしごをかけるのは危険なので、屋根神様の下に机を準備してお供えをするところもあります。
             
  屋根神様にまつられている神社はいくつありますか?     屋根神様と言われるようになったのは何ですか?
             
  一般的には熱田神宮、津島神社、秋葉神社ですが、地域によっては別の神社でも屋根神様にまつられている神社もあります。     マスコミや観光客によって「屋根神様」と言われるようになったそうです。
             
  屋根神様の別の呼び方がありますか?     屋根神様の起源はいつですか?
             
 

「軒神さま」「屋根宮」といった形態で呼ぶこともありますし、「町内の神さま」「組の神さま」「町の神さま」といった祭礼単位で呼ぶこともあります。岐阜では、「町内の秋葉さん」と祭神の名前で呼ぶなど様々な呼び方があります。

    詳しいことは分かりませんが、1877年~1887年の間に始まったと言われています。
             
  屋根神様が最も多かった時期はいつですか?     屋根神様が減ってきている理由とは何ですか?
             
  1897年~1907年の間で、日清戦争などの争いで家を守りたいという気持ちで屋根神様が多くなったと思われます。     都市開発による家屋の移設や屋根神様自体の老朽化などの理由で減ってきていると考えられています。
             
  屋根神様はどれくらい減少していますか?     岐阜で多く見られる屋根神様の種類は何ですか?
             
  名古屋市の場合、1976年は224社あったのに対し2009年は135社と約6割減少しました。     多く見られるのは板宮造で、次に多く見られるのは箱形造を見ることができます。
             
 
 
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