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 初老の男性に多い口癖です。これは、年齢を言い訳にして逃げようとする「逃げ癖」の一種であると考えられます。成果が出なかった時の予防線ともいえます。年齢を言い訳にする癖が身についてしまうと、いろいろなことにネガティブになってしまいます。言ったところでメリットは何もないので、言わないようにすることが望ましいです。ポジティブは伝染するものですが、またネガティブも伝染するのです。

 

 人前で話す時に「えー」や「あのー」を多用してしまう癖の人が多々見られます。無意味な言葉を発しながら、無意識に次の話を用意しているのですが、あまり頭がよさそうには見えない癖です。この癖は、練習不足であったり、内容が煮詰まってなかったり、沈黙に対する恐怖であったりと原因はいろいろありますが、自分の発言を録音して何度も聞いてみることで、比較的容易に改善できる癖と言われています。

 

 「逆に」と言葉に良く出す人がいます。自分の考えや感性と違うと、肯定できずに「逆に」という言葉を使います。いろいろなことを肯定することができないと、人間関係もどんどん狭くなっていってしまいます。「逆に」を多用する人は、自分が納得できないと人と対立する傾向があります。
 たまに「逆に」を使うと知的に見えますが、多用すると視野の狭い人だと受け取られてしまうので、注意が必要です。

 

 すぐに「すいません」と言う人は、しばしば見られます。日本では「すいません」と言う人に強く叱れない風潮があるので、「すいません」をよく言う人は強く叱られたくない願望が強い人であると言えます。ただ「すいません」と連発する人は、仕事ができなくて、夜遅くまでひとりで働いている傾向があります。慎重に仕事をこなすので、時間が必要なのです。やはり、叱られないように仕事をするのではない方法を探らないと、この癖はなかなか直りません。

 

 「ていうか」を多用する人は、否定することが癖になっているといっても過言ではありません。癖ですから悪気は無いのでしょうが、相手の言動を否定するところから始まるわけですから、相手を不機嫌にさせる発言ということなのです。「でも」も同じです。ちなみに、この言葉はイラッとする日本語ランキングの男性部門第2位の言葉です。言わないように気をつけたほうがいいです。

 
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