TOP / 癖の図鑑 / 仕草3
   
 
 
 
 
 
 
   
   
   
   
   
   

 

 腕組みを見ると、大体の人は威張っている、怒っているという印象を持つと思いますが、実は「威圧的腕組み」「防衛的腕組み」「慰め的腕組み」という3つの心理的意味があります。 腕の位置が高くて組み方が浅く、胸を張って腕組みをするのが「威圧的腕組み」です。「威圧的腕組み」とは高い地位の人がとるポーズとされています。例えばドラマなどで女性がデートに遅れた男性に怒っているシーンでは、女性が腕を組みひじを張っているポーズをとることが多くみられます。その場合、腕組みをするポーズから男性よりも女性の方が上の立場にあるということがわかります。
 腕の位置が低く、組み方が深いのが「防衛的腕組み」です。「防衛的腕組み」とは、腕を組むことで他人の侵入を拒んでいる、つまり拒否サインを表しています。不安感や緊張感を抱き、他人との無駄な関わりを避けたいということがよみとれます。
 腕の組み方がさらに深く、両手で両肩やわきの下を抱くように腕を組むのが「慰め的腕組み」です。母親の腕に抱かれていたように腕を組むことにより、不安や寂しさを和らげています。 これら三つの腕組みは、その心理状況によって腕の組み方が違うので、よく観察すれば、相手がどのような意味を込めてその腕組みをしているかを知ることができます。

 
 

 考え事などをして集中しているとき、無意識のうちにポキポキと鳴らしていることがあります。これは、同じように考え事をしている人が机を指でトントン叩いたり、無意識にペンを回したりして心を落ち着かせるのと同じ効果があります。また、ストレッチ効果があり、溜まっていた疲労物質や二酸化炭素が気化することで、スッキリ感を味わうことができるので何度もポキポキとやりたくなってしまいます。
 この関節がポキッと鳴る音は、連続で鳴らすことは出来ません。なぜなら間接を曲げた時に、破裂した気泡が再度元に戻るのに大変時間がかかるからです。再び指を鳴らすためには20~30分間の間を置くことにより鳴らすことができます。また、指を鳴らし続けると、指が太くなるとよく言いますが、事実です。快感は得られますが、体にはあまり良い行為とはいえません。



 
 

 ペン回しは、退屈な時と集中したい時の2つの状態の時に行われることが多い。アクロバティックな技が決まると快感を覚え、繰り返し行っていると癖になる。
 ただし、集中したい時に行ったとしても、退屈な時にするものだと捉えられて印象が悪くなることが多い。しかし、指先を器用に使うことで脳には良い刺激が与えられそうな癖である。

 
 

 嗅覚と言うのは、大脳のうちで最も原始的な部分にあるといわれています。それを証明する様に、原始的な動物ほど嗅覚が優れています。すなわち、ついつい匂いを嗅いでしまうというのは、理性を捨てて本能のままに行動したいという表れなのかもしれません。
 ひとりで行動する分には何ら害の無い癖ではありますが、理性がある人から見ると異常な行動と見られてしまうので、何でも匂いを嗅ぎたくなるのは、家だけにしておいたほうが良いでしょう。

 
 

 独り言には正常なものとそうでないものがあります。攻撃的であったり、意味不明なものであったり、人がいるのに言い続ける独り言は病気の可能性がありますが、それ以外であれば病気の心配はありません。興奮した時に出てきたり、自分の存在確認のために出てきたり、セルフコントロールの要素が強い癖と言えます。
 独り言は他人にストレスを蓄積させますので、人がいる場所ではやめたほうが懸命ですが、心身の健康維持に効果的という研究結果も発表されています。

 
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス  この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。
  サイトマップ    サイトプロフィール    参考文献 Copyright (C) 癖ってなんだろう. All Rights Reserved.